あれから16年…時は流れど…



今年はセナが亡くなってから16年とともに、セナ生誕50年の節目の年でもある。 一部のメディアでは生誕50年に合わせて特集が組まれたりしていた。

そして偶然にもこの生誕50年の年にアイルトン・セナの甥にあたるブルーノ・セナがF1デビューを果たした。 新規参入の下位チームであり、完走すれば大健闘といったような厳しい状況の中で、少しずつ結果を出している。 またヘルメット越しの雰囲気は叔父アイルトンにそっくりだ。

ブルーノだけでなく、ニコ・ロズベルグ、ネルソン・ピケJr.、中嶋一貴と、 80年代に活躍したドライバーの2世(甥)たちも、F1やそれに準ずるようなトップカテゴリーで活躍している。 (その一方で、あの時同じサーキットを走っていたシューマッハ―とバリチェロがまだ現役でがんばっているのも感慨深い。)

16年という月日は私にとってはあっという間で、あの日の出来事を昨日のことのように覚えているが、 確実に時は流れているのだと感じずにはいられない。 時間の経過とともに、セナを知らないファンの割合は確実に増えていることは紛れもない事実である。

しかし時は流れど、最速の遺伝子は受け継がれ、そしてアイルトン・セナの存在自体も少しも色褪せることがない。 いまだにセナグッズやセナを特集した雑誌等の売れ行きは良好だそうだ。 さらに、セナのことをもっと知りたいという最近のF1ファンの方からのメッセージを受けることもある。



セナへの想いを綴り、当時のF1・セナファンの方々と情報を共有しようと始めたこのサイトですが、 今ではセナを知らない世代のファンの方々にもたくさんアクセスしていただいているようです。

微力ながらこのサイトが、セナを後世に伝えることに少しでも役立てばと思っています。 時は流れど、セナの輝きは色褪せず、セナへの想いは変わらず…。



2010年5月1日 異国の一人のセナファンより



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