あれから27年…セナファンとして…



今年から限定的に一部のレースで予選方式の変更を検討しているようだ。 決勝レースのグリッドを決めるために、スプリント予選(小レース)が行われるとのこと。

年々ルールが複雑化され、タイヤなど使用制限が増えて戦略の個性や自由度が失われ、DRSといった公正性に欠けるシステムが導入され… 「昔はよかった」とばかり言っていてはいけないのかもしれないが、ここ数年のF1には正直魅力を感じず、想いも冷めていっている。

私はなぜ今まで30年以上もF1に興味を持ち、F1を見てきたのか…。 私はF1が好きだったのではなく、セナに憧れていただけなのかもしれない。 F1というフィルターを通して、セナという生き方を見ていたのではないか。

セナの、限界ギリギリで目標に向けて全力で取り組む姿に魅了され、生き様に共感し、少しでも近づきたいと思っていた。 だから、もしセナが他の競技や全く別の社会で活躍していたとしても、おそらくセナファンになり尊敬していたと思う。

セナが愛したF1。長年趣味として楽しませていただいたF1。 その想いは大切にしつつも、やはり私はF1ファンというよりはセナファンなんだなと改めて感じた27年後の命日だった。



2021年5月1日 異国の一人のセナファンより



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