1984年 ブラジルGP


1984年3月23-25日
ブラジル アウトドローモ・インターナショナル・ド・リオ・デ・ジャネイロ(ジャカレパガ)

予選:16位 決勝:リタイア


セナのF1人生は、母国ブラジルから始まった。トールマンは1981年設立、83年に初ポイントをあげているような、 これからの中堅チームである。

セナはウイリアムズやマクラーレン、ブラバム、ロータスといった名門チームからの オファーやテストを受けたが、あえてできるだけプレッシャーの少ない中で 1年間F1を学ぶためにトールマンでデビューすることにした。

予選では減りの早いピレリタイヤに苦しみ、16位。しかしチームメイトのチコットよりも速く、 マシンパフォーマンスから考えると上出来とも言える。 第4戦までは旧車T183Bとピレリタイヤで苦戦を強いられることになる。

決勝はオープニングラップで12位まで上がるが、マシンの限界か徐々に後退していく。そしてターボが壊れてしまい 8周目に24位まで落ちたところでリタイア第1号に。セナの輝かしいF1人生は、ささやかに始まった。



予選結果

 
ドライバー
チーム
タイム・備考
PP
 エリオ・デ・アンジェリス  ロータス・ルノー  1'28"392
2位
 ミケーレ・アルボレート  フェラーリ  1'28"898
3位
 デレック・ワーウィック  ルノー  1'29"025
4位
 アラン・プロスト  マクラーレン・TAGポルシェ  1'29"330
5位
 ナイジェル・マンセル  ロータス・ルノー  1'29"364
6位
 ニキ・ラウダ  マクラーレン・TAGポルシェ  1'29"854
16位
 アイルトン・セナ  トールマン・ハート  1'33"525


決勝結果

 
ドライバー
チーム
タイム・備考
優勝
 アラン・プロスト  マクラーレン・TAGポルシェ  1゚42'34"492
2位
 ケケ・ロズベルグ  ウイリアムズ・ホンダ  1゚43'15"006
3位
 エリオ・デ・アンジェリス  ロータス・ルノー  1゚43'33"620
4位
 エディ・チーバー  アルファロメオ  1Lap
5位
 パトリック・タンベイ  ルノー  2Laps
6位
 テイリー・ブーツェン  アロウズ・フォード  2Laps
リタイア
 アイルトン・セナ  トールマン・ハート  8周、ターボ
 
     
FL
 アラン・プロスト  マクラーレン・TAGポルシェ  1'36"499



 


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