2009年は没後15年、2010年は生誕50年と、ここ数年セナのメモリアル・イヤーが続いた。
この間には数多くのセナの記念グッズが発売されたり、イベントが開催されたり、
一般的にもセナが再びクローズアップされた。
セナファンにとってはとてもありがたいことではあるのだが、
同時に財布のひもが緩みっぱなしになってしまい、うれしい悲鳴でもある。 冗談はさておき、この間の最大の話題は昨年上映された映画「アイルトン・セナ ~音速の彼方へ~」だろう。 プロストとの関係を中心に、2時間という時間の中でよくまとめられた内容だったと思う。 もちろん、内容への細かい要望・意見はそれぞれあると思うが(私の感想)、 この不景気の中で制作・上映していただいただけでも、感謝しなければならない。 さらに今年3月に発売された映画のDVD、ブルーレイの発売も好調で、 4月4日付(3月21日~27日)」の「オリコンDVD&Blu-ray Discランキング」で、 映画部門1位、総合2位にランクインされた。 セナの人気が不動のものであることを改めて感じさせた。
やはりセナのいう存在は特別で、その輝きは何年経っても色褪せないものだと感じた。 私たちはレースの中で、レースそのものよりも、誰よりも速く走るというセナの純粋な姿勢を見ていた気がする。 そしてその姿勢に多くのファン、特に日本人が共感したのではないか。 分野やレベルは全く違うのではあるけれど、セナのように自らの目標や理想に向かって全力で取り組んでいくことはできるはず。 私もセナのように、そして少しでもセナに近づけるように、 自分の仕事や役割に対して誠心誠意を込めて全力で取り組んでいきたい。
2011年5月1日 異国の一人のセナファンより
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