1985年10月4-6日
イギリス ブランズ・ハッチ サーキット
この年のヨーロッパGPは、イギリスのブランズハッチで行われた。
金曜予選、2位のピケ(ブラバム)に1秒以上の差をつけて暫定PP。
土曜予選でも「プロストに引っかかり、ミスをした」とは言うものの、さらにタイムを上げ、
0.3秒差まで迫ってきたピケを振り切りPP獲得。 決勝レースがスタートすると、ホンダパワーを生かして3位スタートのマンセル(ウイリアムズ)が1コーナーで並びかける。 セナはここでは踏ん張ってトップを死守するものの、ロズベルグ(ウイリアムズ)やプロスト(マクラーレン)も加わり、 混戦が続く。 予選では自らの腕でPPを獲得したセナだったが、マシンの総合力がより試される決勝レースでは、 ウイリアムズやマクラーレン、さらにブラバムなどにも劣ることもあった。 9周目、マンセルがセナをパスし、35周目にはスレール(ブラバム)にも抜かれて3位に後退。 結局、スレールが63周目にリタイアしたため2位に繰り上がり、そのままフィニッシュ。 マンセルはF1参戦6年目、72戦目にして初優勝。4位でゴールしたプロストは、初のワールドチャンピオンを獲得した。 またレース後、セナとロズベルグがレース中のブロックの有無やそのあり方について対立した。 |
ドライバー |
チーム |
タイム・備考 |
|
PP |
アイルトン・セナ | ロータス・ルノー | 1'07"169 |
2位 |
ネルソン・ピケ | ブラバム・BMW | 1'07"482 |
3位 |
ナイジェル・マンセル | ウイリアムズ・ホンダ | 1'08"059 |
4位 |
ケケ・ロズベルグ | ウイリアムズ・ホンダ | 1'08"197 |
5位 |
フィリップ・ストレイフ | リジェ・ルノー | 1'09"080 |
6位 |
アラン・プロスト | マクラーレン・TAGポルシェ | 1'09"429 |
ドライバー |
チーム |
タイム・備考 |
|
優勝 |
ナイジェル・マンセル | ウイリアムズ・ホンダ | 1゚32'58"109 |
2位 |
アイルトン・セナ | ロータス・ルノー | 1゚33'19"505 |
3位 |
ケケ・ロズベルグ | ウイリアムズ・ホンダ | 1゚33'56"642 |
4位 |
アラン・プロスト | マクラーレン・TAGポルシェ | 1゚34'04"230 |
5位 |
エリオ・デ・アンジェリス | ロータス・ルノー | 1Lap |
6位 |
テイリー・ブーツェン | アロウズ・BMW | 2Laps |
FL |
ジャック・ラフィット | リジェ・ルノー | 1'11"526 |