1987年 ハンガリーGP


1987年8月7-9日
ハンガリー ハンガロリンク

予選:6位 決勝:2位


シーズンも8戦を消化し、ここハンガリーから後半戦に突入する。 ロータスはリア部を改良するが、依然としてメカニカルグリップ不足に悩む。

金曜予選は8位、土曜になるとエンジンも不調に。 結局、金曜のタイムをちょうど1秒縮めてグリッドも6位に上昇したが、 前年のセナが記録したポールタイムからは約1秒遅い。 ホンダエンジンはパワフルなのだが、それをロータスのシャシーは生かしきれていない。

決勝レースでは、すぐに予選4位のプロスト(マクラーレン)をかわして5位に浮上。 序盤戦は2台のウイリアムズと2台のフェラーリの後ろでレースを進める。

しかし14周目には2位走行のベルガー、44周目には3位走行アルボレートのフェラーリ勢が相次いで脱落。 労せずして表彰台圏内に入る。

さらに残り6周となった71周目には1位マンセル(ウイリアムズ)が ホイールナットが緩みホイールが外れリタイア。 マンセルにはなぜかタイヤ・ホイール関連のトラブルが多い。

セナはレース後半、タイヤの異常振動により背中と脇腹の痛みと戦っていたが、 着実に順位を上げ無難に走りきり、ピケ(ウイリアムズ)から37秒遅れの2位でゴールした。

ロータスでの2位表彰台は、現状を考えれば上出来であろう。 マシン的にはウイリアムズやマクラーレン等より戦闘力に劣るが、 確実に入賞を続け今だピケと7点差のランキング2位を維持していた。



予選結果

 
ドライバー
チーム
タイム・備考
PP
 ナイジェル・マンセル  ウイリアムズ・ホンダ  1'28"047
2位
 ゲルハルト・ベルガー  フェラーリ  1'28"549
3位
 ネルソン・ピケ  ウイリアムズ・ホンダ  1'29"724
4位
 アラン・プロスト  マクラーレン・TAGポルシェ  1'30"156
5位
 ミケーレ・アルボレート  フェラーリ  1'30"310
6位
 アイルトン・セナ  ロータス・ホンダ  1'30"387


決勝結果

 
ドライバー
チーム
タイム・備考
優勝
 ネルソン・ピケ  ウイリアムズ・ホンダ  1゚59'26"793
2位
 アイルトン・セナ  ロータス・ホンダ  2゚00'04"520
3位
 アラン・プロスト  マクラーレン・TAGポルシェ  2゚00'54"249
4位
 テイリー・ブーツェン  ベネトン・フォード  1Lap
5位
 リカルド・パトレーゼ  ブラバム・BMW  1Lap
6位
 ディレック・ワーウィック  アロウズ・メガトロン  2Laps
 
     
FL
 ネルソン・ピケ  ウイリアムズ・ホンダ  1'30"149




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