ウイリアムズ FW16 ルノー
ついに念願かなってウイリアムズ・ルノーの一員になった。
過去2年、異次元の強さでチャンピオンを獲得したチームに史上最強のレーサーがドライブする。
人々はセナが全勝するのではないかとも予想する。しかしこの年からアクティブ・サスペンション他、
ハイテク装備に規制がかかり、ウイリアムズチームはエアロダイナミクスを追求しようとしたが、
その結果非常に不安定なマシンになってしまった。
さらにステアリングの位置や大きさ、ブレーキシステム等も慣れ親しんだマクラーレン時代のものとは異なり、
セナにとってはとてもドライブしにくいマシンだった。
そんな中でセナはトップを走ったままサンマリノGPで事故死してしまった。
非常に扱いにくいマシンで、PP3回、そしてコース上では1度も抜かれないまま天に旅立ったのは、
いかにもセナらしい。セナの記録は抜くことができても、セナ自身には追いつくことすらできないことを、象徴していると思う。 ありがとう、アイルトン。あなたの勇姿を忘れない…。あなたは私達の心の中で永遠にトップを走りつづける。 |
RD |
GP |
サーキット |
予選 |
決勝 |
備考 |
1 |
ブラジル |
インテルラゴス |
PP |
リタイア |
給油レーススタート、単独スピン |
2 |
パシフィック |
TIサーキット英田 |
PP |
リタイア |
1コーナーでハッキネンに押し出される |
3 |
サンマリノ |
イモラ |
PP |
リタイア |
マシン操縦不能でコースアウト、事故死 |