1994年 伝説になった貴公子

ウイリアムズ・ルノー
PP3回


ウイリアムズ FW16 ルノー

ついに念願かなってウイリアムズ・ルノーの一員になった。 過去2年、異次元の強さでチャンピオンを獲得したチームに史上最強のレーサーがドライブする。 人々はセナが全勝するのではないかとも予想する。しかしこの年からアクティブ・サスペンション他、 ハイテク装備に規制がかかり、ウイリアムズチームはエアロダイナミクスを追求しようとしたが、 その結果非常に不安定なマシンになってしまった。 さらにステアリングの位置や大きさ、ブレーキシステム等も慣れ親しんだマクラーレン時代のものとは異なり、 セナにとってはとてもドライブしにくいマシンだった。 そんな中でセナはトップを走ったままサンマリノGPで事故死してしまった。 非常に扱いにくいマシンで、PP3回、そしてコース上では1度も抜かれないまま天に旅立ったのは、 いかにもセナらしい。セナの記録は抜くことができても、セナ自身には追いつくことすらできないことを、象徴していると思う。

ありがとう、アイルトン。あなたの勇姿を忘れない…。あなたは私達の心の中で永遠にトップを走りつづける。

RD
GP
サーキット
予選
決勝
備考
ブラジル
インテルラゴス
PP
リタイア
給油レーススタート、単独スピン
パシフィック
TIサーキット英田
PP
リタイア
1コーナーでハッキネンに押し出される
サンマリノ
イモラ
PP
リタイア
マシン操縦不能でコースアウト、事故死



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