ロータス 98T ルノー
前年の活躍で、ワーウィックのチーム入りを拒むなど、セナはチーム内のイニシアチィブを握った。 シーズンはマクラーレンのプロスト、ウイリアムズのピケ、マンセル、そしてロータスのセナを中心に展開。 近代F1でもベストシーズンに挙げる人が多い、「四天王の時代」が始まっていった。 ロータス・ルノーは常に優勝争いを繰り広げることのできるシャシー、エンジンではなかったが、 1周の速さを競う予選では、多少のハンデをものともせず、前年よりも多い8PPを奪い、 速さではセナにかなうものはいないことを知らしめた。 また水面下では、パワフルなホンダエンジンにほれ込んだセナと ホンダ総監督の桜井淑敏氏が接触。翌年のホンダエンジン獲得にこぎつけた。 |
RD |
GP |
サーキット |
予選 |
決勝 |
備考 |
1 |
ブラジル |
ジャカレパガ |
PP |
2位 |
ピケと共に地元ブラジル勢1-2 |
2 |
スペイン |
へレス |
PP |
優勝 |
マンセルと0.014秒差の勝利 |
3 |
サンマリノ |
イモラ |
PP |
リタイア |
ホイールベアリングトラブル |
4 |
モナコ |
モンテカルロ市街地 |
3位 |
3位 |
プロスト、ロズベルグには歯が立たず |
5 |
ベルギー |
スパ・フランコルシャン |
4位 |
2位 |
1位マンセルには届かず |
6 |
カナダ |
ジル・ビルヌーブ |
2位 |
5位 |
プロストに縁石まで弾き出される |
7 |
アメリカ |
デトロイト |
PP |
優勝 |
ポイントリーダーに |
8 |
フランス |
ポールリカール |
PP |
リタイア |
オイルに乗りクラッシュ |
9 |
イギリス |
ブランズハッチ |
3位 |
リタイア |
ギアボックストラブル |
10 |
ドイツ |
ホッケンハイムリンク |
3位 |
2位 |
マクラーレン2台がガス欠で繰り上げ2位 |
11 |
ハンガリー |
ハンガロリンク |
PP |
2位 |
ピケと大バトル |
12 |
オーストリア |
エステルライヒリンク |
8位 |
リタイア |
エンジントラブル |
13 |
イタリア |
モンツァ |
5位 |
リタイア |
ミッショントラブル |
14 |
ポルトガル |
エストリル |
PP |
4位 |
ファイナルラップでガス欠 |
15 |
メキシコ |
エルマノス・ロドリゲス |
PP |
3位 |
ベルガー初優勝 |
16 |
オーストラリア |
アデレード |
3位 |
リタイア |
エンジントラブル、プロスト大逆転王座 |