マクラーレン MP4/5B ホンダ
フェラーリへ移籍したプロストと入れ替わって、フェラーリからベルガーがセナのチームメイトとして招かれた。 以後セナとベルガーはチームメイトを超えた、数少ない親友として行動を共にすることになる。 マクラーレンは、ホンダエンジンこそ最強だったが、シャシー性能に難あり。逆に抜群の安定感があるフェラーリ・プロストが ひたひたとセナの背後に迫る。 決戦の場はまたしても鈴鹿。結果的に2人は接触する形で雌雄を決した。 賛否両論あるが、この2人の対決は、ただチャンピオンになることよりも、もっと深いものが 根底にあるような気がする。お互いの意地と名誉とすべてをかけて真正面からぶつかり合う。 この緊張感は今日のF1では味わうことはできない。 |
RD |
GP |
サーキット |
予選 |
決勝 |
備考 |
1 |
アメリカ |
フェニックス |
5位 |
優勝 |
アレジと大バトル |
2 |
ブラジル |
インテルラゴス |
PP |
3位 |
周回遅れの中嶋と接触 |
3 |
サンマリノ |
イモラ |
PP |
リタイア |
ホイールトラブル |
4 |
モナコ |
モンテカルロ市街地 |
PP |
優勝 |
FL、2度のスタートも無難にこなす、全周回1位 |
5 |
カナダ |
ジル・ビルニューブ |
PP |
優勝 |
ベルガー、フライングでペナルティ |
6 |
メキシコ |
エルマノス・ロドリゲス |
3位 |
20位 |
終盤タイヤバースト |
7 |
フランス |
ポール・リカール |
3位 |
3位 |
タイヤ交換時にトラブル、タイムロス |
8 |
イギリス |
シルバーストーン |
2位 |
3位 |
スピン、ハンドリングに問題 |
9 |
ドイツ |
ホッケンハイムリンク |
PP |
優勝 |
ドイツ3連覇 |
10 |
ハンガリー |
ハンガロリンク |
4位 |
2位 |
ナニーニと接触 |
11 |
ベルギー |
スパ・フランコルシャン |
PP |
優勝 |
スパ3連勝 |
12 |
イタリア |
モンツァ |
PP |
優勝 |
FL、全周回1位の完全勝利 プロストと握手 |
13 |
ポルトガル |
エストリル |
3位 |
2位 |
終盤、赤旗で終了 |
14 |
スペイン |
へレス |
PP |
リタイア |
ラジエタ―破損、通算50PP |
15 |
日本 |
鈴鹿 |
PP |
リタイア |
プロストと接触、2度目の王座獲得 |
16 |
オーストラリア |
アデレード |
PP |
リタイア |
ギアボックストラブルでコースオフ |